バネット・コーチ
1985年- 1994年
初代 セレナ
1991年- 1999年
先代のバネットという呼称が廃止され、新たな車種「セレナ」として誕生。
この時、エクステリアもセミキャブオーバー型を採用し、当時空前のブームとなっていたミニバン市場へと参入していきます。
セレナの先代にあたるのがバネット。ワゴンだけでなく、トラックやバンなどの商用系車種もラインアップしていました。その中でセレナに受け継がれるワゴン系を担っていたのが「バネット・コーチ」。
当時ワンボックスカーは、商用車ベースの構造を採用することもあり、今に比べると乗り心地も良くなかったせいか、乗用車としての地位は確立できていませんでした。1991年になるとワゴン系は「バネット・セレナ」に改称し、マイナーチェンジを図ります。
私の先祖を紹介します。 第2回:日産 セレナ
初代バネット・コーチ
1978年- 1988年
いよいよワゴン黎明期の匂いがしてきました(笑)
この時代としてはかなり斬新なコンセプトの自動車だったのかなと思います。
写真は当時のカタログからの抜粋ですが、カタログの表紙にはプールをバックにバネット・コーチが鎮座し、その周りに小麦色の水着美女が群がっています。
今でいうRVの夜明けの次期だったのかもしれません。
ハイ!
こちらがセレナの始祖にあたります「サニーキャブ/チェリーキャブ」です。
販売店によって名称が変わるだけでフロントグリルなどの一部の部品を除いてほとんど同じクルマです。
個人的にはVWのワゴンを彷彿とさせるスタイリングで、なかなか愛嬌があると思います。実はサニーキャブにはさらに先代もあるのですが、ワゴンモデルは存在していないので、実質的なセレナの先祖はこちらになりますね!
初代サニーキャブ/チェリーキャブ
1969年 - 1978年
日産のみならずミニバンの代表格のひとつでもある「セレナ」。
90年代から巻き起こったミニバンブーム。セミキャブオーバーと呼ばれる短いボンネットを持ち、乗用車感覚でも乗れるワゴン車として、またレクレーショナルヴィークルとして日本では既にセダン以上に市民権を得た存在です。
セレナもそんなミニバンブーム躍進の立役者のひとり。
第2回はそんなセレナの祖先を辿ってみました。